僕と「海そしてシャッター通り」

皆さん元気ですか?私は元気です。

前回は自己紹介の様なブログだったので、今回はその延長でもあり、より絞った内容で書こうと思います。

今回は個人的にぶっ刺さった曲である「海そしてシャッター通り」がそもそもなぜ僕にぶっ刺さったのかを時間の階段登った今振り返るということをやっていきたいと思います。是非曲を聴きながら流し読みしていってください。https://youtu.be/hBx73ON_2Rc

0.東日本大震災
2011年3月11日、穏やかな家族との日常、数少ないクラスメイト、先輩、後輩、地域の人たち、そしてその人たちが住んでいた家。たくさんのものが失われた。私の家は高台にあったため津波は免れたが、凄まじい揺れによってあちこちが痛み瓦はほとんどが落ち、よく友達と遊んでた海沿いの方の建物は基礎を残すばかりとなっていた。そして学校再開の目処もしばらく立たなかったため、私は親戚の住む神奈川県に避難することになった。(東北から都会へ避難した先でのいじめがよく騒がれてましたが、私は友達に恵まれたのか、そんなことはありませんでした。神奈川いいとこです。もしかしたら後の推しとすれ違っているかと思うとオタクスマイルが止まりません。)ただ地元の小学校が再開したため、その後半年ほどで地元に戻ることになる。

1.Wake Up, Girls!との出会い
前ブログ参照。https://merryx2fantasia.hatenablog.com/entry/2020/12/20/2019%E5%B9%B43%E6%9C%888%E6%97%A5%E3%83%AF%E3%82%B0%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82%E3%80%9C%E3%81%BE%E3%81%A0%E7%9B%AE%E8%A6%9A%E3%82%81
2019年当時は、「海そしてシャッター通り」に特別な想い入れはなく、「歴戦のワグナーさんが言っていた(?)ように組曲の導入・もしくは最後以降を担っているのかな?」というくらいの認識だった。

2.錆びない思い出を抱きしめるように
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2020年、そんなこんなで私も20歳になり、学生生活を終え、4月から関東で社会人生活を始めることになった。ただ関東へ向かう前に、行かなきゃ行けない所がある。私を育ててくれた海に、土地に別れをきちんと告げなければ。と思い、実家から車を海と町を一望できる高台へと走らせた。そしてぼけーっと海と町を眺めて、昔の思い出に浸ることにした。毎日のように遊んでたけど転校してしまった幼なじみのことや(後に彼女とWUG_SSA連番するのはまた別の話)、夏は目の前の海で海水浴をしたり、夏祭りを楽しんだり、公園でサッカーやかくれんぼをしたり、友達や家族と他愛のない話をしたり、深い話をしたり…でもそんな日々はあたりまえじゃないと震災と時間の経過は私に突き刺さってきた。
もし今後の新型コロナウイルスの感染状況によってはしばらく帰ることができないのではないかという不安もあったが、それを抜きにしても「見るべきものを見て、想うべきことを想おう。」と意を決して、街の方へと歩きだした。道の周りには盛り土と植樹された松の木ばかり。家の基礎はもう撤去されてしまったのか、それとも埋まったままなのか。いずれにせよ、もうこの辺りに人が住むことはない。毎日のように電話をかけてた幼なじみの家に電話をしても「現在この番号は使われておりません」となるだろう。それでも私は思い出せることを思い出し尽くすまで歩き続けた。

錆びない思い出を抱きしめるように、ひたすらただ歩く、懐かしい 愛おしい 私の街。

どうしても震災前の方が記憶に残っている。「楽しかったあの日に、あの景色に戻らせて。ここならあの頃の光景を夢見続けることができそう。」そう思った。でも、
「“約束したでしょう 立ち向かうこと“」現実見ろ。起きろ。」そんな思いも自分の中から徐々に芽生えてきた。
そして「「周りには誰もいない」」ことを反芻して、確認して、泣きはじめた。
着てたコートには今シーズン最後であろうなごり雪が当たってきた。


どうしても言葉のチョイスが某曲たちに引っ張られてしまっているが、これは私が「海そしてシャッター通り」に出会っていなくてもとった行動・感動であることは断言しておきたい。しかし、この日を境にこの曲にのめり込んでいくことになった。



3.圧倒的個人解釈

以上の体験を踏まえて得た私の圧倒的個人的解釈としては、「2次WUGメンバー(声の寄せ方的に)が上京前に各々の故郷を訪れてその景色を観て想いを馳せている」
「故郷≒Wake Up, Girls!とし、ユニットの歴史を振り返り、懐かしむ」
などといった「Wake Up, Girls!」の曲であることを意識した解釈と、
「故郷(東北地方の沿岸部)をこれから離れる青年が最後に故郷を訪れ、想い出に浸る」
「その青年は故郷を見て、
“震災前のあの日に戻りたい”≒“あの日を笑顔のままで 眠らせて”
と願ったり、昔を思い出し涙しつつも、この地に眠る魂と想い出に
“ずっとずっとしあわせに そっと眠って”
と願い、故郷をあとにする」
といった解釈が生まれた。
後者の方は、「アーティスト」そして半ば「作編曲者」を無視したものであるため褒められたものではないと思うが、「歌詞」だけに注目するとこういった解釈しか思い浮かばなかった。

あとがき
このブログ書き始めたの73日前らしい。
7日に仕上げる(80%これから書く)ことを宣言し、8日には出したかったのですが、元々低い文章力の圧倒的低下により3日も伸びてしまいました。

今日で10年。
歳をあまり取らないうちに東北に戻って東北の為に命を燃やす。その為に明日も生きる。働く。


長文駄文失礼しました。
最後まで読んでくださった方ありがとうございました!ブログはこうですがツイートは気持ち悪いのを心掛けていく所存です。